C-FD工法 低層建築物・工作物補強工法 GBRC性能証明 第15-22号 改1

特徴

C-FD 工法は大きく5 つの特徴で構成されており、
それぞれが組み合わさることにより
信頼性の高い地盤補強を提供します。

Planning

不安定な周面摩擦力を考慮せず先端支持力だけを採用、だから安心!だから簡単設計!
地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験(SWS)でOK、ボーリング調査は必要ありません!

Material

C-FD工法は曲げに強く、捩れにも強い、1ランク上の鋼材を標準化しています。
これで、支持力係数α300の高支持力に対応、施工時の突発的な高回転トルクにも材料の捩れが発生しません!

Management

支持層に確実に届いていることがC-FD工法の生命線です。そのために、全ての施工機械にデジタル施工管理装置を備えています。
施工中の回転トルクを常にモニターすることにより、支持層到達を確実に確認、報告書にトルク出力図を添付します。

Use

C-FD工法の適用構造物は建築物だけではありません。擁壁(h2.0m以下)にも使うことができます。
高低差のある敷地での建築・擁壁の連続施工が可能で、コストの削減が期待できます。

Form

掘削翼の形状は、支持力と掘削性能に大きく影響します。一般的には両者は相反する関係にあります。
例えば、掘削性能を求めるのであれば、錐のような形状が良いでしょうし、支持力を求めるのであれば、水平形状にするのが良いでしょう。
ただ、水平の掘削翼では全く掘削できないことは想像に難くありません。
C-FD工法の掘削翼は、この相反する要求を高いレベルで融合した形状を実現しました。
しかも、極限まで単純化した形状であるため、高い性能の鋼材を使用しても価格を低く抑えることができました。

1.支持力計算式

1.施工管理トルク以下での施工

補強材軸部鋼管の短期許容ねじり強さの70パーセントを施工管理トルク上限値として設定し、回転埋設中の回転トルクが常にその数値以下になるように施工します。これにより、補強材に異常な負荷をあたえず、設計性能および品質を確保します。

2.打ち止め管理トルク

施工現場において地盤調査ポイント付近で1箇所以上打設試験を行い、地盤調査結果と回転トルクの対比をして補強材支持地盤におけるトルク値を確認します。本施工では、この時のトルク値の80パーセントを打ち止め管理トルク値として、支持層根入れ時に、この管理トルク値以上の値が得られていることを確認して施工完了とします。

3.回転貫入量の測定

支持層根入時に回転トルクが管理トルク値に達しなかった場合、一回転あたりの貫入量を測定し、測定値が掘削翼ストロークの50パーセント以下である場合は、支持層に到達して上滑りしていると判断して施工を完了します。

補強材詳細図

89.1
101.6
114.3
139.8
165.2
190.7